メディカルアートを、ご存知ですか?
欧州では一般的に「ホスピタルアート」という取り組みがあり、これは病院内において、患者を始めとした関係者の心のケアのために設置されるアート作品または活動のことです。
欧州では「治療」は物理的なものだけでなく、心理的なものも含めて行われるべきだという考えから、病院建設費の1%をホスピタルアートに充てる法律が制定されるなど、その価値は広く認識されています。
日本でのホスピタルアート活動の歴史は浅く、また研究も進んでいない為、医療機関にとってどのようなメリットがあるのか不明確になっています。
私たちは、欧州で一般化されている「ホスピタイルアート」を「ホスピタル=病院」というイメージにこだわらず、全ての医療機関で取り組まれるべき事とし、「メディカルアート」と名称を変え推進する事にしました。アートの効果は患者さんのみならず、医療の現場で日々働く医療従事者の方々への効果も指摘されており、今後さらなる発展・研究の推進が期待されている分野となります。