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ABOUT MAJ

Medical Art of JAPANとは

メディカルアートを、ご存知ですか?

欧州では一般的に「ホスピタルアート」という取り組みがあり、これは病院内において、患者を始めとした関係者の心のケアのために設置されるアート作品または活動のことです。
欧州では「治療」は物理的なものだけでなく、心理的なものも含めて行われるべきだという考えから、病院建設費の1%をホスピタルアートに充てる法律が制定されるなど、その価値は広く認識されています。
日本でのホスピタルアート活動の歴史は浅く、また研究も進んでいない為、医療機関にとってどのようなメリットがあるのか不明確になっています。
私たちは、欧州で一般化されている「ホスピタイルアート」を「ホスピタル=病院」というイメージにこだわらず、全ての医療機関で取り組まれるべき事とし、「メディカルアート」と名称を変え推進する事にしました。アートの効果は患者さんのみならず、医療の現場で日々働く医療従事者の方々への効果も指摘されており、今後さらなる発展・研究の推進が期待されている分野となります。
  • ストックホルム病院

    「スウェーデンの四季を表わす色」との考えで、春は黄緑、ピンク、夏は水色、黄色、秋はグレー、パープル、冬は黒と白。
  • ロイヤル・ロンドン・ホスピタル

    室内は吹き抜けの天井、壁一面はガラス張りになっていて、自然光が溢れる快適な空間はまるで美術館のよう
  • アストリッド・リンドグレーン小児病院

    子供が興味を持つ家具・クッションを敷き詰め、病院という空間を忘れさせてくれるような落ち着く雰囲気を構築
DEFINITION

メディカルアートの定義

メディカルアートの3要件

世界的には「Hospital Art」と呼称されることが多いものですが、大病院のみならず、クリニックも含めたあらゆる臨床現場で拡がって欲しい、また、アート性だけでなく、医療現場のためのクリエイティブであって欲しい、そこで私たちは、この取り組みを「メディカルアート」と呼ぶことにしました。

私たちが考えるメディカルアートの3要件

  • 01

    医療・治療最優先の原則を侵さず、治療の妨害にならない内容であること

  • 02

    芸術性の高さのみにこだわらず、医療現場で有益なクリエイティブであること

  • 03

    患者はもちろん、医療従事者も含めて
    現場のより多くの人々に向けたものであること

TYPE

メディカルアートの種類

メディカルアートの種類

数十分〜数時間で1回限りのライブパフォーマンスから、病院・医院と共に歩む建築要素まで、芸術性の高いアートから、臨床現場のちょっとした日常のクリエイティブまで、Medical Artではその目的に合致した、五感を通じたあらゆるクリエイティブを取り扱います。
  • パフォーマンス

    ライブパフォーマンスは非日常感を演出する事ができます。患者さんや医療従事者のみなさんが普段過ごす空間に、突如現れる非日常感により、ワクワク感や楽しさを実感いただく事ができます。 パフォーマンスには、音楽演奏から、大道芸、著名人の病院訪問など、様々な形で特別感を生み出す事ができます。
  • グラフィック・オブジェ・空間演出

    絵やオブジェを飾る事はおしゃれな空間に演出することだけではなく、心をおちつかせ、リラックスする事ができます。 絵やオブジェを見て患者さんが何を感じるかは、さまざまですが、待ち時間にふと見た絵で思いをめぐらせるだけでも、いつもとは違うよいよい時間の過ごし方になるのではないでしょうか。 また、空間全体としても五感に訴える匂いや音というのは、より落ち着く空間をつくる上では重要です。医療を妨害することなく、患者さんと医療従事者のみなさんがリラックスできる空間作りは重要です。
  • インテリア・建築

    院内のインテリア、構造から、より快適な空間を演出することも可能です。 例えば、患者さん同士が目のあわない工夫をおこなう事で、他人の目を気にすることなく、リラックスして待てる空間も大切ではないでしょうか。
  • 設備・ホスピタリティ

    医療従事者のみなさまが与える患者さんへの感情に与える影響はとても大きいです。 医療従事者のみなさまの患者さんへの話し方、接し方も患者さんにとって安心できる空間かどうかのポイントになります。